この人、だれ?
明日香を歩いていると、
子ども(小学一年生)がそう聞いてきました。
石や建物、名前のついた場所。
この村には、昔の人の気配が、
あちこちに残っています。
聖徳太子は、
今から1400年ほど前、飛鳥時代にこのあたりで生きていた人。
国のルールを整えたり、
人の心のあり方を考えたり、
これからの日本のかたちをつくろうとした人です。
「すごい人やったん?」
そう聞かれて、少し考えました。
たしかに、すごい人やと思う。
でもそれよりも、
今もこうして名前が残っていること。
そのほうが、
すごいことかもしれません。
この村を歩いていると、
遠い昔の話が、
今の時間とつながっているように感じることがあります。
明日香には、
ただ歴史があるだけじゃなくて、
その時間が、今も静かに流れています。
聖徳太子の話も、
そのひとつなのかもしれません。
この場所には、
まだ知らない時間が、静かに残っています。

