「これ、食べていい?」
そう言いながら、
赤くなったいちごに手を伸ばす。
明日香の春は、
ゆっくりと色づいていきます。
ハウスの中に並ぶいちごも、
そのひとつ。
ひとつ取って、口に入れると、
甘さが広がって、
思わず笑ってしまう。
子どもは、次から次へと手を伸ばして、
「これが一番あまい!」と教えてくれる。

明日香では、
春になるといちご狩りを楽しめる場所がいくつかあります。
自然の中で育ったいちごを、
その場で味わえるのも、この土地ならでは。
春の時間は、
こんなふうに、手のひらの中にあるのかもしれません。
明日香で過ごすひとときは、
少しだけ、やさしい。

