「明日香村へ行ってみたいけれど、どうやって行けばいい?」
初めて明日香村を訪れるとき、意外と迷うのがアクセスです。
「大阪から日帰りできる?」
「京都からはどうやって行く?」
「奈良駅から近い?」
「飛鳥駅と橿原神宮前駅、どちらで降りればいい?」
明日香村には大きなターミナル駅はありません。
でも、大阪や京都から電車で訪れることができ、車がなくても観光を楽しめます。
この記事では、大阪・京都・奈良方面から明日香村へのアクセス方法を、電車・車それぞれに分けて紹介します。
明日香村に着いてからの移動についても簡単に紹介するので、自分に合った行き方を見つけてみてください。
明日香村はどこにある?
明日香村は、奈良県のほぼ中央部、奈良盆地の南東部に位置する小さな村です。
2026年には、橿原市・桜井市・明日香村にまたがる「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録されました。
石舞台古墳や飛鳥寺、高松塚古墳、キトラ古墳など、飛鳥時代の歴史を伝える史跡が村のあちこちに点在しています。
観光の玄関口となるのは、主に近鉄の「飛鳥駅」と「橿原神宮前駅」です。どちらの駅からも明日香村を巡る周遊バス「赤かめ」が利用できます。

大阪から明日香村へのアクセス
電車なら大阪阿部野橋駅から飛鳥駅へ
大阪市内から明日香村へ向かうなら、近鉄大阪阿部野橋駅から飛鳥駅を目指すルートが分かりやすいです。
大阪阿部野橋駅から吉野方面の列車に乗り、飛鳥駅へ。
明日香村公式サイトでは、大阪阿部野橋駅から飛鳥駅まで特急で約40分、急行で約45分と案内されています。
大阪駅・梅田方面から訪れる場合は、まずJRやOsaka Metroなどで天王寺・大阪阿部野橋方面へ移動すると分かりやすいでしょう。
「奈良って遠そう」と思われるかもしれませんが、大阪市内からなら日帰りでも十分楽しめる距離です。
大阪から車で行く場合
大阪方面からは、南阪奈道路を利用するルートなどがあります。
明日香村公式サイトでは、大阪市内から阪神高速・阪和道・南阪奈道路を経由し、大和高田バイパス、国道169号を通って明日香村へ向かうルートが紹介されています。
ただし、世界遺産登録後は駐車場の運用変更も始まっています。
特に春・秋の観光シーズンは混雑することもあるため、車で訪れる方は出発前に最新の駐車場情報を確認しておくと安心です。
京都から明日香村へのアクセス
電車なら近鉄京都駅から
京都方面からは、近鉄京都駅 → 橿原神宮前駅 → 飛鳥駅のルートが基本です。
近鉄京都駅から橿原神宮前駅までは、特急で約51分、急行で約1時間10分。
橿原神宮前駅で近鉄吉野線に乗り換えると、飛鳥駅までは約4分です。
そのため京都旅行の途中で、
「奈良まで少し足を延ばしてみよう」
という旅先の候補にもできます。
ただし、京都市内の観光と明日香村を一日に詰め込むより、明日香村で半日ほど過ごせる予定を組むのがおすすめです。
せっかくなら史跡から史跡へ急ぐのではなく、田んぼの間を歩いたり、途中で休憩したり。
移動する時間も含めて、明日香を楽しんでみてください。
奈良市内から明日香村へのアクセス
「同じ奈良県だから、奈良公園から明日香村はすぐ近く?」
と思われることがありますが、奈良市と明日香村は少し離れています。
奈良公園周辺から公共交通機関で向かう場合は、近鉄奈良駅から近鉄電車を利用するのが分かりやすいルートです。
基本的には、
近鉄奈良駅 → 大和西大寺駅 → 橿原神宮前駅
と移動します。
近鉄奈良駅から大和西大寺駅へ向かい、大和西大寺駅で橿原神宮前方面の電車に乗り換えます。
橿原神宮前駅に着いたら、東口から明日香周遊バス「赤かめ」を利用して明日香村へ向かうことができます。
さらに飛鳥駅まで行きたい場合は、橿原神宮前駅で近鉄吉野線に乗り換えます。
ここでひとつ知っておきたいのが、
「奈良観光=奈良駅」ではないこと。
奈良公園周辺から明日香村へ向かうなら、JR奈良駅よりも近鉄奈良駅を起点に考えると分かりやすいです。
奈良公園と明日香村を同じ日に訪れることもできますが、少し慌ただしい旅になります。
初めて明日香村を訪れるなら、別の日にするか、明日香村で半日以上過ごせる予定を組むのがおすすめです。
飛鳥駅と橿原神宮前駅、どちらで降りる?
ここは初めて訪れる方が迷いやすいポイントです。
実は、どちらが正解というわけではありません。
行きたい場所によって使い分けると便利です。
飛鳥駅がおすすめの人
飛鳥駅は明日香村の南西側にあり、
- 高松塚古墳
- キトラ古墳
- 天武・持統天皇陵
- 檜隈寺跡周辺
などを巡りたい方に便利です。
駅前にはレンタサイクルの営業所もあるので、電車+レンタサイクルで明日香村を巡りたい方にも使いやすい駅です。明日香レンタサイクルは飛鳥駅前営業所を設けています。
橿原神宮前駅がおすすめの人
橿原神宮前駅からは、東口より明日香周遊バス「赤かめ」を利用できます。
赤かめは甘樫丘、飛鳥大仏、万葉文化館、石舞台などを経由して飛鳥駅方面へ向かうため、バスを使って明日香村を巡りたい方にはこちらも便利です。
つまり、
南側からレンタサイクルで巡る → 飛鳥駅
バスで主要スポットを巡る → 橿原神宮前駅も便利
くらいに考えておくと分かりやすいでしょう。

車で明日香村へ行くなら
小さなお子さんがいる方や、暑い時期・寒い時期に訪れる場合は、車も便利です。
ただし、明日香村は今も人が暮らしている小さな村。
細い道も多く、春や秋の観光シーズンには混雑することがあります。
2026年の世界遺産登録後は交通混雑への対策も進められているため、「車で行けばどこでも簡単に停められる」と考えず、事前に駐車場を確認してから訪れるのがおすすめです。
駐車料金や予約制、利用休止などの最新情報については、別の記事にまとめています。
飛鳥駅に着いたら、どうやって巡る?
飛鳥駅に到着したら、そこからが明日香の旅の始まりです。
主な移動方法は、
レンタサイクル・バス・徒歩。
レンタサイクルなら、自分のペースで史跡を巡ることができます。
飛鳥駅前にはレンタサイクルの営業所があり、一般自転車だけでなく電動自転車なども用意されています。
バスなら、橿原神宮前駅と飛鳥駅の間を主要観光スポット経由で運行する明日香周遊バス「赤かめ」が便利。1日フリー乗車券も販売されています。
どちらが便利かではなく、
どんなふうに明日香を過ごしたいか。
それで選んでみるのがおすすめです。
初めてなら、電車と車どちらがおすすめ?
これは、誰と訪れるかで考えてみてください。
大人だけなら「電車+レンタサイクル」
飛鳥駅で自転車を借りて、田んぼの間を走る。
細い道に入ってみたり、気になる景色で立ち止まったり。
車では通り過ぎてしまうような場所にも出会えるのが、レンタサイクルの魅力です。
明日香村を「観光する」というより、明日香の中を旅する感覚を楽しめます。
小さなお子さん連れなら「車」も便利
自転車にまだ乗れない小さなお子さんがいる場合は、車+徒歩の方が移動しやすいこともあります。
ただし、一日ですべての史跡を巡ろうとしなくても大丈夫。
車を停めて、その周辺を歩く。
そして、また次の場所へ。
そんな巡り方でも十分楽しめます。
明日香村へのアクセス|よくある質問
観光では、近鉄飛鳥駅または橿原神宮前駅が便利です。明日香村公式サイトでも、この2駅が飛鳥めぐりに便利な駅として案内されています。
近鉄大阪阿部野橋駅から飛鳥駅までは、特急で約40分、急行で約45分が目安です。
できます。近鉄京都駅から橿原神宮前駅までは特急約51分、そこから飛鳥駅までは約4分です。乗り換え時間などは別途必要なので、余裕のある予定がおすすめです。
できます。飛鳥駅・橿原神宮前駅から周遊バスを利用できるほか、飛鳥駅前などではレンタサイクルも利用できます。
周遊バス「赤かめ」で移動できるほか、レンタサイクルで巡る方法もあります。赤かめは飛鳥駅と橿原神宮前駅を石舞台などの主要スポット経由で結んでいます。
明日香村の旅を、ここから。
明日香村への行き方が決まったら、次に考えたいのは、
「何を見るか」より、「どう過ごすか」。
石舞台古墳を見る。
飛鳥寺へ行く。
もちろん、それも明日香を訪れる楽しみです。
でも、目的地から目的地へ急いでしまうと、その間にある景色を見落としてしまうかもしれません。
田んぼの間を歩く。
山から吹いてくる風を感じる。
気になる細い道を、少しだけ遠回りしてみる。
明日香村では、そんな時間も旅の一部です。
行き方が決まったら、
あとは、少しだけ予定に余白を残して。
明日香村へ、いらっしゃい。
この記事は、公的機関などが公開している資料を参考に、
ASUKA JOURNAL編集部が小学4年生にも
分かりやすいよう内容を再構成しています。
参考資料
・明日香村
・奈良県立橿原考古学研究所
・文化庁
写真
現地写真はASUKA JOURNALが撮影しています。
アイキャッチ
記事内容をもとにオリジナルで制作しています。

