「明日香村はレンタサイクルと車、どちらがおすすめ?」
初めて訪れる方から、よく聞かれる質問です。
実は、答えは旅をする人によって変わります。
一人旅や大人同士なら、風を感じながら走るレンタサイクルがおすすめ。
一方、小さなお子さまと一緒なら、車でゆっくり巡るほうが安心して楽しめます。
「空が広いね。」
東京から遊びに来た友達が、自転車を止めてそう言いました。
車よりもずっと遅く、歩くよりも少しだけ遠くへ。
風の匂い、田んぼを渡るカエルの声、土の香り。
そんな明日香村らしい時間を、一番近くで感じられるのがレンタサイクルです。
今回は、明日香村で生まれ育ち、今は二児の母でもある私が、大人旅と子連れ旅、それぞれにおすすめの回り方をご紹介します。
1.明日香村でレンタサイクルを借りるなら|初めてでも安心

明日香村の玄関口、近鉄吉野線「飛鳥駅」を出ると、駅前にはレンタサイクルのお店があります。
ほとんどの場合は事前予約がなくても利用できるため、
「今日は天気がいいから行ってみよう。」
そんな気軽な旅でも大丈夫です。
レンタサイクルは普通自転車と電動アシスト自転車があります。

🚲 地元民がおすすめするのは「電動アシスト自転車」
明日香村は、ゆるやかな坂道が続く村です。
そのため、初めて訪れる方には電動アシスト自転車がおすすめです。
坂道でも無理なく進めるので、景色を楽しむ余裕が生まれます。
料金は普通自転車より少し高くなりますが、その差以上に快適に観光できます。
レンタサイクルで巡る半日モデルコース
レンタサイクルなら、半日でも人気スポットをゆったり巡れます。
| スポット | 移動時間 |
|---|---|
| 飛鳥駅 → 石舞台古墳 | 約30分 |
| 石舞台古墳 → カフェことだま | 約5分 |
| カフェことだま → 飛鳥寺・飛鳥坐神社 | 約10分 |
移動時間そのものが、明日香村らしい景色です。
目的地だけを目指すのではなく、田んぼの風や鳥の声にも耳を澄ませながら走ってみてください。。
2.子連れで明日香村を観光するなら車がおすすめ
小さなお子さまと一緒なら、私は迷わず車をおすすめします。
明日香村には駐車場が整備された観光スポットが多く、移動もスムーズです。
坂道を気にせず移動できるので、小さなお子さまの体力やお昼寝の時間にも合わせやすくなります。
雨の日でも予定を変更しやすく、荷物が多い子連れ旅行でも安心です。
石舞台古墳では「どうやって運んだんだろう?」と聞いてみよう
・石舞台古墳にて
「これ、大昔のえらい人(蘇我馬子)のお墓なんだよ。
今みたいに大きな機械もない1400年も前に、
どうやってこんなに重い石を積み上げたと思う?」
そう言って、石の下のひんやりした部屋に一緒に入ってみてください。
親子でおしゃべりしたい歴史のひみつ
そもそも、蘇我馬子ってどんな人だったんだろう?
子ども向けに分かりやすく解説した
History|石舞台って誰のお墓?
も、お出かけ前にぜひ読んでみてくださいね。
・飛鳥寺にて
日本最古の大仏さまの前に立ったら、そのお顔をじっと見つめてみます。
「この大仏さま、実は1400年前からずっと同じ場所で、
同じ景色を見続けているんだよ。聖徳太子も、
同じようにここでお参りしていたかもしれないね。」
車移動なら、道中の車内で「さっきの石、すごかったね」「誰が作ったんだろうね」と、親子でゆっくり答えのない歴史の不思議をおしゃべりする時間が生まれます。
それこそが、何にも代えがたい明日香村での最高の過ごし方です。
飛鳥寺では1400年前と同じ景色を想像してみよう
日本最古の大仏さまの前に立ったら、1400年前にもこの場所を訪れた人たちが見ていた景色を想像してみてください。
歴史がぐっと身近に感じられるはずです。
聖徳太子が生きていた飛鳥時代って、どんな世界だった?
History|【小学生向け】飛鳥寺ってどんな場所?日本最古の「飛鳥大仏」と、親子で楽しむ歴史の旅
をのぞいてみると、大仏さまを見る目が少し変わるかもしれません。
明日香村を楽しむコツは、予定を詰め込みすぎないこと|少しだけ、立ち止まってみる。

自転車でも、車でも。
明日香村の道は、車がすれ違うのがやっとの細い路地や、
地元の人たちが暮らす生活道路でもあります。
細い路地を歩き、
田んぼを吹き抜ける風を感じ、
「こんにちは」と挨拶を交わす。
そんな何気ない時間が、この村の一番の思い出になります。
おしゃれなカフェに寄り道するのも素敵ですが、
一番のコツは、やっぱり「予定を詰め込みすぎないこと」。
「あ、いいな」と思う景色に出会ったら、
そっと足を止めてみる。
空を見上げて、深呼吸をひとつ。
そんな「何もしない贅沢な時間」を、
大切な人と一緒に見つけてもらえたら嬉しいです。

